NZCA ママさんCAのはてさて子育て 働くママ編

さて、働くお母さんのお話です。

 

でも今は日本でもイクメンなる言葉があるように、子育てに関して、男性の方々も多く関わるようになってきた今日この頃ですが、環境はまだまだ整っていないところが多いようです。

幼い子供はよく具合が悪くなり、そうすると働くお母さんは早退をするなりの対処をしなければなりません。そういったことに対しても、働くお母さんに対する理解が得られにくい環境があるようですね。

 

 

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{オークランドノースショアのマイランギベイ近くのビーチにて}

 

ニュージーランドでは、14歳未満の子供は、子供同士でのお留守番、または、一人でのお留守番をすることが、法律で禁止されています。

昼寝をしている間、小学生の子供達が自宅で遊んでいる間とかに、ちょっと近所のスーパーにまでお買い物になんてこともできません。

 

必ず14歳以上の誰かが一緒にいなくてはならないのです。

 

こういった不自由な点もありますが、働くお母さん、お父さんに対する理解がある環境は整っているように思います。

 

私の職場では年に5日ほど、家庭用特別休暇を申請することができます。これは子供が病気になってしまった場合、または、自宅で子供の世話をする人が病気になり、自分が出勤することが出来なくなってしまった場合に利用する特別有給休暇です。

もちろん、病院からの証明書などが必要となりますが、幼い子供がいる家庭には、とてもありがたい制度です。

 

年に5日の特別休暇では足りなかった場合、基本的に上司に相談の上、お休みを取ることも可能です。この場合、その期間は無給になることもあります。

 

それでも子供のためにお休みが取れるということは、働く両親にとって、ありがたいことなのです。

 

そして、お休みを取るにあたっても、誰からも嫌味を言われたり、また、嫌な顔をされたりすることもありません。少なくとも、私はそうでしたし、他の同僚などでも、そんな話は聞いたことがありません。

 

それどころか、励ましのお言葉をいただいたりしました。

 

今のこの客室乗務員の仕事は長女が3歳の時から始まり、その後、次女が生まれて、一年弱の育児休暇もいただきました。

 

その後、職場に復帰したは良いものの、保育園に預けた次女は、周囲の子供達から病気をよくもらい、本当によくお休みをいただいていたことを思い出します。

 

今や、長女は15歳、次女は10歳、具合が悪くなることも少なくなり、子供達だけで自宅でのお留守番もできます。

 

夫は子供が生まれた当初から、仕事をしながらもイクメンで、育児に関与し、最大の支援者として活躍してもらっていますが、子供達が幼い当時は、会社の上司や、その他、色々な方からサポートをしていただきました。

 

本当にありがたかったと、今でもしみじみ思うのです。