NZCAの日々つれづれ CAになるまでの道のり その1
私が一番最初にキャビンアテンダント(その頃の呼び名はまだスチュワーデスでした)になってみたいと思ったのは、短大2年生の時です。
同じクラスの同級生が二人、日系の航空会社を受験するというのを聞き、『なるほど、そういう道もあったか!』というのが始まりでした。それまでは、キャビンアテンダントになるなんて、まるで絵空事のような話だったのですが、同級生が受験すると聞いた途端、いきなり現実味を帯びたわけです。
その二名の同級生のうちの一名は、見事、日系の航空会社に新卒で合格しました。
そして、新卒では不合格となってしまったもう一名も、卒業後、一旦は銀行に就職したものの、既卒募集で見事に合格したのです。
私は新卒受験はしたものの、日系の航空会社にはご縁がなく、地元の旅行会社に就職しました。在職中、日系、または、外資系の航空会社の既卒募集に応募するも、全く身を結ばないまま2年がすぎました。
在職していた旅行会社に大きな不満があったわけではありませんでしたが、やはりお勤めをしていると、通常の業務の忙しさに流され、つい就活の準備を怠ってしまう自分がいて、キャビンアテンダントになりたいという自分の夢を叶えるため、その旅行会社を退職しました。
同級生が二人とも日系の航空会社に合格するにあたり、通ったという、スチュワーデスになるための学校があると聞いたので、その学校に通いました。要するに、スチュワーデス受験のための予備校のようなものです。
その学校では、書類選考を勝ち抜くための履歴書、カバーレターやレジュメの書き方から、好感度の高い面接のノウハウなどを教えていただきました。
それでも、受けては落ち、受けては落ちの日々が続きました。
そのうち、一緒にその学校に通っていた同じクラスの方々は、様々な航空会社への就職が決まっていきました。
私も同じようになりたいなぁと思っていた矢先、退職した旅行会社の上司から、新しく名古屋空港に就航する予定のニュージーランド航空の機内通訳を募集するので、応募しないかというお誘いをいただきました。
そして見事、機内通訳として採用されたわけです。
しかも、名古屋ベースで。
大半の航空会社のキャビンアテンダントは、成田や羽田をベースにしています。おそらく今は、もう名古屋ベースの航空会社はないかと思われますが、その当時に新しく就航したアメリカ系のもう一社とニュージーランド航空だけが、名古屋ベースがあったのです。
実家から通えるというのは、私にとって、また私の家族にとっても、とてもありがたいことでした。
さて、ここでも『引き寄せの法則』が働いています。わかりますでしょうか。
1)スチュワーデス(キャビンアテンダント)になりたいと願った(目標をたてる)
2)夢を叶えるため、就職していた旅行会社を退職し、スチュワーデス予備校に通った。(行動を起こす)
3)機内通訳として採用された(引き寄せたチャンスを受け取る)
大まかに3項目にしましたが、この『引き寄せ』に関しての解説は次回に。